第3弾 1位-10位 NBAドラフト2016 指名予想
NBAドラフト2016 指名予想 1巡目1位-10位
日本時間6月24日に開催が迫った2016年のNBAドラフト。すべての1巡目指名を予想します。第3弾は1巡目1位から10位までの指名予想です。
全体1位指名はLSUのベン・シモンズが濃厚で、次世代の大物として期待が高まります。ドラフト当日、シクサーズのファンは歓喜に沸くことでしょう。2位指名もデューク大のブランドン・イングラムが有力。コービー引退後のレイカーズで、チーム再建の中心選手となることができるでしょうか。3位指名はクロアチアのドラガン・ベンダーを予想する声も多いのですが、ここではオクラホマ大のバディ・ヒールドを予想。昨シーズンのNCAAで最高のパフォーマンスを見せたバディ・ヒールドは、NBAの舞台でも活躍してくれるはず。
ドラフト当日にはトレードもいくつか起きるでしょう。ウルブズとブルズの間でジミー・バトラーを中心としたトレードの噂も聞こえています。セルティックス、シクサーズ、ナゲッツなど、指名権を多く保持するチームもトレードに動くかもしれません。
2016 NBA Mock Draft Round 1 Pick 1-10
1位 シクサーズ: ベン・シモンズ
- 1-1: Philadelphia 76ers
- Ben Simmons
- SF/PF (LSU - Freshman)
- 19 years old | 6'10" | 239 lbs
- 本格派の超大型ポイントフォワードとして、NCAAでは強烈なインパクトを残した。この身長では異例の機動力とボールハンドリングに優れ、パスセンスも非凡なものを見せる。もっとも真価を発揮するのはファストブレイクの場面で、自らゴールまでアタックすることもできれば、味方に的確なアシストを供給することもできる。弱点はジャンプシュートであり、3PTシュートはまったく期待できないので、シュートセレクションは極めて限定的。ジャンプシュートを向上させることができれば、間違いなく将来のMVP候補、次世代の主役となる逸材。シクサーズからのドラフト1位指名が濃厚で、低迷が続くチームの救世主として大きな期待がかかる。
2位 レイカーズ: ブランドン・イングラム
- 1-2: Los Angeles Lakers
- Brandon Ingram
- SF (Duke - Freshman)
- 18 years old | 6'9" | 196 lbs
- トップクラスのウイングスパンと細い身体は、若き日のケビン・デュラントを連想させる。シューティングセンスもデュラントと比較されることが多く、スコアラーとしての素質は十分。フレッシュマンでありながらデューク大の中心選手として活躍。わずか1年のプレーであったが、その成長ぶりは驚きの早さだった。とにかく不安視されるのはフィジカル面で、ビルドアップするまでは相当苦労するかもしれない。それでも、デュラントが1年目から活躍したケースを考えると、トップ2の指名も妥当と思われる。
3位 セルティックス: バディ・ヒールド
- 1-3: Boston Celtics (from Brooklyn)
- Buddy Hield
- SG (Oklahoma - Senior)
- 22 years old | 6'4" | 214 lbs
- NCAA最強のスコアラーがNBAでどれだけ通用するのか注目したい。SGとしてはややサイズ不足だが、ウイングスパンは意外と長いのでそれほど問題にはならないかも。驚異的なシュートレンジと圧倒的なシュート力は、将来のスコアリングリーダーを予感させる。BYUのジマー・フレデットのように、カレッジ屈指のスコアリングガードが、NBAではまったく通用しなかった例もあるが、このバディ・ヒールドはNBAでも成功する素質を十分に持っている。
4位 サンズ: マーキース・クリス
- 1-4: Phoenix Suns
- Marquese Chriss
- PF (Washington - Freshman)
- 18 years old | 6'9" | 225 lbs
- ドラフト前にもっとも評価を上げたPFで、3位指名に予想する意見があるほど。最大の魅力は高い身体能力だが、アウトサイドシュートも打てるオフェンスのスキルが評価を上げている要因に。まだまだ発展途上な部分も多いので、ブレイクするまで時間はかかるかもしれない。評価は上昇傾向にあるが、結果的には10位前後の指名に落ち着くかもしれない。
5位 ウルブズ: クリス・ダン
- 1-5: Minnesota Timberwolves
- Kris Dunn
- PG (Providence - Junior)
- 22 years old | 6'4" | 205 lbs
- フィジカルに強く身体能力も高いオールラウンドなPG。スコアリング能力に優れ、ゲームメイクも悪くない。ディフェンスは向上が必要で、不用意なターンオーバーも多く、ジャンプシュートも改善の余地あり。デリック・ローズやジョン・ウォールのような成功は難しいかもしれないが、チームの中心的役割を担うPGとしては期待できる。
6位 ペリカンズ: ジャマール・マレー
- 1-6: New Orleans Pelicans
- Jamal Murray
- PG/SG (Kentucky - Freshman)
- 19 years old | 6'5" | 201 lbs
- 当たり始めたら止まらない爆発力を秘めるコンボガード。パス能力は悪くないが司令塔としてはあまり期待できない。シューティングセンスと得点能力は抜群なので、ドレイモンド・グリーンのようなポイントフォワードがいれば、持ち味を最大限に発揮できるだろう。1年生ながらケンタッキー大で結果を残したことは大きな自信となったはず。
7位 ナゲッツ: ジェイレン・ブラウン
- 1-7: Denver Nuggets (from New York)
- Jaylen Brown
- SF (California - Freshman)
- 19 years old | 6'7" | 222 lbs
- とにかく果敢にゴールへと切り込んで得点を稼ぐ。運動量が豊富なアスリート型で、上位候補のフレッシュマンの中でも抜群のスター性を感じる。苦手なジャンプシュートを劇的に改善することができれば、エリート選手の仲間入りもそう遠くはない。あれだけゴール下へアタックする機会が多いのにフリースローが上手くないのは勿体ない。
8位 キングス: ドラガン・ベンダー
- 1-8: Sacramento Kings
- Dragan Bender
- PF (Maccabi Tel Aviv - International)
- 18 years old | 7'1" | 225 lbs
- 216cmの長身ながらウイングの選手のようなプレーを見せるクロアチア出身の若手有望株。海外のプレーヤーとしては今回のドラフトで最高の評価を得ており、この若き才能を狙うチームは多いはず。心配なのはNBAのインサイドで戦うためのパワー不足。ゴール下のディフェンスは弱点として狙われるかもしれない。機動力を活かしたディフェンスと、長身から放つ3PTシュートは成長しているようだ。トニー・クーコッチのようなフォワードに成長すると理想的。
9位 ラプターズ: ヤコブ・ポートル
- 1-9: Toronto Raptors (from Denver via New York)
- Jakob Poeltl
- C (Utah - Sophomore)
- 20 years old | 7'1" | 242 lbs
- 抜群のサイズと機動力に優れた7フッター。NCAAで実績を残し、完成度の高いセンターであることは間違いないが、NBAのペイントエリアで勝負するためのタフさや強さが足りないとの声も。即戦力のビッグマンとして期待されているので上位指名の可能性は高い。
10位 バックス: ヘンリー・エレンソン
- 1-10: Milwaukee Bucks
- Henry Ellenson
- PF (Marquette - Freshman)
- 19 years old | 6'10" | 231 lbs
- 多彩なオフェンスのスキルも持ち、リバウンドでも強さを発揮する。フィジカル面に定評はあるが、ディフェンスは改善が必要。1年生ながら素晴らしい成績を記録し、ビッグイースト・カンファレンスの最優秀フレッシュマンに選ばれた。3PTシュートを武器にできれば、ストレッチ4で活躍できるだろう。
NBAドラフト2016 1巡目指名予想
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