デリック・ローズがニックスへ移籍 ブルズ時代の栄光を振り返るベスト5
デリック・ローズがニューヨーク・ニックスへ電撃トレード
かつてMVPにも輝いたシカゴ・ブルズのデリック・ローズが、ニューヨーク・ニックスへ移籍することになりました。
- ニックス獲得: デリック・ローズ、ジャスティン・ホリデー、2017年ドラフト2巡目指名権
- ブルズ獲得: ロビン・ロペス、ジェリアン・グラント、ホセ・カルデロン
2012年のプレーオフで負った左膝前十字靭帯断裂の大怪我が、その後のキャリアに大きな影響を与えました。故障が多いプレーヤーだったとはいえ、あのときの大怪我がなければ、今もなおMVP級の活躍を続けていたかもしれません。
地元シカゴ出身のフランチャイズプレーヤーとして、ブルズに希望の光をもたらしたデリック・ローズ。優勝を果たすことはできませんでしたが、シカゴ・ブルズを再び強豪へと変貌させました。既にトム・ティボドーHCが去り、デリック・ローズも去ることになったブルズは本格的な再建に乗り出すと思われます。
デリック・ローズのニューヨークでの再起を期待します。
ブルズ時代のデリック・ローズを振り返るベスト5
5. プレーオフで決勝3ポイント! かつてのMVPが意地を見せる (2015年)
2015年のプレーオフは、ローズにとって2012年以来となる久しぶりのプレーオフ出場でした。カンファレンス・セミファイナルではキャブズと対戦。優勝候補のキャブズに相手に善戦するも、第6戦で惜しくも敗退。この第3戦では、終了間際に3PTシュートを見事に沈め、大事な勝利を掴んでいます。かつてのMVPが見せた意地の一発でした。
Derrick Rose's game-winning buzzer-beater vs Cleveland in Game 3! (2015 NBA Playoffs)
4. MVPトロフィーを手にするローズ 史上最年少のMVP受賞 (2011年)
2010-11シーズンのローズはキャリア最高の活躍ぶりでした。チームも62勝20敗の好成績を残し、ローズは史上最年少でMVPを受賞します。翌年から怪我に悩まされ、苦難の時期を迎えることになりますが、このときはファンにとっても最高の瞬間だったことでしょう。セレモニーをもう一度見ると、このときのローズがどれだけ凄かったかを思い出します。
Derrick Rose Receives the MVP Trophy
3. ディフェンスを振り切りブザービーター! 対バックス戦 (2012年)
レギューラーシーズンも終盤を迎え、8連勝を狙うブルズはバックスと対戦。104対104の同点で迎えた残り時間18.1秒。ボールを持ったローズは、ブランドン・ジェニングスと1オン1で勝負します。終了間際、ディフェンスを振り切り見事にフェイダウェイを沈め、ブザービーターで劇的な勝利を収めました。
Derrick Rose Buzzer Beater 3/7 vs Milwaukee Bucks
2. クリスマスゲームで決勝シュート! 注目のレイカーズ戦を制する (2011年)
ブルズとレイカーズが対戦した全米注目のクリスマスゲーム。残り4.8秒にドライブから放ったローズのショットが決勝点となりました。人気チームの対戦で注目を集めたこのクリスマスゲーム。前年に史上最年少でMVPを受賞したデリック・ローズの人気は不動のものになりました。
Rose delivers Christmas game winner
1. プレーオフのデビュー戦で36得点! 圧巻のパフォーマンス (2009年)
2008年のNBAドラフトでシカゴ・ブルズから全体1位指名。ローズは1年目から中心選手として活躍し、チームをプレーオフへと導きます。ファーストラウンドは前年王者のボストン・セルティックスと対戦。ローズはプレーオフのデビュー戦で、36得点、11アシストの大活躍。優勝候補のセルティックスが相手でしたが、大事な初戦を勝利で飾りました。このデビュー戦のローズはまさにアンストッパブルな活躍ぶり。ブルズは第7戦で惜しくも敗退しますが、このシリーズはプレーオフ史上稀に見る激戦となりました。
Bulls vs. Celtics Game 1: Derrick Rose highlights - 36 points, 11 assists (4.18.09)